〜新築リフォーム〜
今回は、ご新築完成後に工事に入らせていただきました。工事に入るにあたり、某大手ハウスメーカー様の住宅保証の問題もあり、工事前、工事中とハウスメーカーご担当者様にも立ち合い確認をしていただきました。
工事は新築戸建の一室解体作業から始めさせていただき、エレキギターの演奏を目的とし、あわせてレコーディング、ミックス作業も可能なプライベートスタジオを造りました。



(ダウントランス) (200V専用コンセント)
★電源
200V→115/100Vへの降圧トランスを利用。電気供給の安定化による、ノイズ処理と機材の動作パフォーマンス(音質)向上を図っています。重たいトランスはキャスターに乗せて、簡単に移動できるようになっています。



(全開時)
サッシタイプのスタジオ出入口となっており、演奏中やミックスを含めたDTM中も開放感があります。
(全閉時)
工事施工前と全く同じ状態で、新築時の内装イメージを損なわない仕様
★建具
新築時に既に取り付けられていた引戸を利用し、リビングとの目隠し(遮光性)(少しの遮音性の向上)として機能しています。



★ステップ
スタジオの設計効率を優先した結果生じる入口の高低差は、出入りしやすくする為のステップをつけました。
蓋を開ければCD、マイクなどを収納できる小物収納として機能します。


★窓&吸音ボード
腰高の窓は、脱着式の音響調整パネルを取り付けました。
音響調整パネルは、片面は吸音板、もう片面は反射板となっています。取り付け位置がモニタースピーカーの背面である事で、音場調整に一役買います。


●エアコン左横には、既設インターフォンから分岐した呼び出し用フラッシュを付けています。
★天井&クローゼット
天井、壁面で吸音力を設計し、レコーディングスタジオ仕様の空間容積に対する弊社推奨値の残響時間を設計しました。
配置の家具はお客様がご購入されたもので、細かな打ち合わせをさせていただき、家具にも合わせた防音構造(壁)の設計をしました。
結果、造り付けの家具のような収まりが実現できました。

防音室、防音工事の昭和音響